今年もはや年末。
今年はあまり書くことがありません。 書く気が起きない、です。 その理由を、書く気を起こさないように書いてみましょう。 難しいですが。 × × × 6年半勤めた研究所を、第三四半期末に退職しました。 会社を離れるとその記憶も急速に薄れ、今では遠い過去のことです。 辞める一歩を踏み出した時のことをこのように↓書いていました。 お遍路天狗のデタッチメント 2016-08-10 粛々と一歩 今は仕事はしていません。 × × × 待つことにしたのでした。 今までは言わずとそうしていましたが、今ははっきりとそう意識しています。 何を待つという言い方はそぐわない。 待つとは、聴くことでもあります。 気持ちを鎮めて、淡々とした表情で、何を見るでもなく、でも目は閉じず。 自分の中の湖に、波紋を立てず、月がそのまま映り込むように。 働いていた頃は、波紋の分析をしていました。 当たり前に風が吹き、当たり前に地が揺れ、当たり前に水面が揺れていたからです。 でも湖が静かになると、分析する必要がなくなりました。 すると意外なことに、前よりも、想像が生活に対して身近に感じられるようになりました。 × × × 無為、ということについて考えています。 たぶん無為であるときは、そうでないときと時間の流れ方が違います。 そしてその時間は、そのときにしか流れない。 × × × 時計を見ない生活をしています。 目覚ましはスヌーズ付きでかけますが、時計は手前にぱたりと倒れています。 決まった用がなければ、その日一日時間を見ることはありません。 × × × 書けることそのものの楽しみ、に区切りがついたのだと思います。 何かを書けることは、ただそれだけで素晴らしいこと、だった。 それだけ上達したのでもなく、飽きたのでもなく、ただ離れられると思った。 静かでいたくて、言葉ともそれに合うように触れていたい。 僕が文章を書く動機が、このように変わったのかもしれません。 波風が立たないように、読み、ときどき書く。 × × × 来年の春かその前に、一本歯(天狗下駄)で四国遍路に行きます。 今はそれに向けた生活をしています。 何が起きるかはわかりません。 自分がどうなるかもわかりません。 ただ、帰ってはくるでしょう。 それが始まりかもしれないし、通過点かもしれません。 わかっていることはほんとうに、何もありません。 × × × × × × 今日も例年どおりはちまんさんへ行ってきます。 では今年はこれにて。 みなさまどうぞよいお年を。 chee-choff × × × 紅白見ました。 心持ちが変わって見方も変わりました。 椎名林檎だけ別世界でしたね。 何の服喪でしょうか。
by chee-choff
| 2016-12-31 15:52
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