深爪エリマキトカゲ
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◆ バーナードとじゃれ合う夏の終わり
今夏にして最初で最後の掃除をした。

なんか夏が戻ってきたので「今夏」。
けどそれも今日で終わり。
という名残惜しさと、あまりの暑さにダレそうになって「ぬん!」となって一念発起で掃除を始めたのが陽が部屋に差し込み始める午後1時過ぎ。
もしかして何ヶ月ぶりかもしれなくて(もしかして←これ重要)手始めにフローリングを拭こうと思って、いやまてもうすぐ寒くなるからテーブルをしまってコタツを出すことになる。テーブルが退けばいつも尻に敷かれ沈黙して久しいラグを掃除できる。そういえばいつもラグの表面を掃除機で吸い取っていたが剥いだことはない。そうだこの際ラグをはぎ取ってフローリング全体を拭いてしまえと思い立ち、ラグをぺろんとめくるとえらいことになっている。
サラサラの砂というか粉末がうっすらファーって分布し「うおっ」と思わず唸るがどうしてこんなことになっているのか考えてみるが、それよりまずこいつをなんとかせんばなるまいとラグを掃除でなく洗濯することを即断し、風呂桶でジャバジャバやってやろうと思い風呂場を覗くとこれまたえらいことになっている。
というのも当たり前で風呂桶なんて半年以上使わずシャワーばかり浴びていたものだから桶の方はなんだか残念な状態で、ラグより先に風呂桶の洗浄に取りかかる。
これはすぐ終わり早速浅く湯を張りラグを折り畳んでぶっ込み洗剤を投入して人力センタッキを始めるが、最初の「洗い」で早速困難にぶち当たる。重い。なんだこれ。知らぬ間でもないがラグが水を吸ってセントバーナード犬が如きヘビー級に昇格している。これをジャバジャバするのか。ジャバジャバしてるうちに自分が風呂桶に引き摺り込まれてしまうのではないか。という恐れを抱きながらも乗りかかった舟は漕がねばならないように風呂桶に沈めたラグは洗わねばならぬのであって、有無は言わずも「うむ」と言いジャバジャバを続行する。
泡立った湯船でラグを何度か引っくり返しバーナード犬もおとなしくなってきたので「すすぎ」に入る。湯船から出してシャワーをかけながら踏む。踏む。踏む。有機物ではあるがさも有機体が如き軟弱な弾力とおもにぐじゅと言う姿に懐かしいものを感じ、楽しくなる。楽しい。
気が済みかつ気が澄んだところで次の「脱水」なのだが、ようするに絞るわけだが、布とはいえバーナード犬でもあって、これに大変な労力を要する。風呂桶の縁に畳みながらもたせかけ、上からは乗り、横からは圧迫しながら絞る。垂れ下がる布の端を丸めて絞る様はまさに牛の乳搾りが如く、一絞りでコップが溢れるほどの出来に牛の健康が心配される程だが恐らく雑巾を絞るように牛の乳を絞っては後ろ脚で蹴られることになるだろう。さておきバーナード犬は1800x1800でありこの人力脱水では埒が明かず、両腕がプルプルする前に切り上げてベランダに干しに行くがこの時既に3時を過ぎたところで日が沈むまでの乾燥完了は望めないと気付く。
それはまあ仕様が無いので明日の夕方まで干すことにし、風呂場に戻ると湯が焦茶色に染まっている。ラグの色が抜けたかに思われたが排水してみると多量の粉が底面に貼り付いている。また粉か。最初にラグぺろんした時は灰色の粉であり、今眼前には茶色の粉。ラグの表面は茶色の毛で裏地は灰色である。するとこれらの粉はもともと毛や布であったものらしい。どうして繊維が粉になるのか不思議に思ったが、最近読んだものの本によれば有機物は高分子でできているらしく、さてはどこぞの結合が切れよったかと一人合点の疑惑氷解、そらなんやて粉んなるさかい大阪人にはお手のもんや。粉もんの聖地なめたらいかん。

ちうわけで今に至る。
腕がダルい。
プルプルを超えて、腕が嘔吐寸前である。
どこから、何を吐くのか。
想像するだに悍ましい。
つか、想像できへんが。

+*+*+*

最近晩飯中に読んでいる町田康のエッセイの影響かしら。
自分に未経験の文体だったので最初は戸惑ったが、もう慣れた。
がしかし擬音がいまだようわからん。
どうすればよいのか。
うくく。
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by chee-choff | 2013-10-12 23:33 | 社会人