人気ブログランキング | 話題のタグを見る
深爪エリマキトカゲ
cheechoff.exblog.jp
Top
◆ 波乗りジョニーウォーカー
2つの流れに乗っていました。

(1) 愛知→秋田→大分(いまここ)→長野

これは毎晩メインの味噌汁の味噌の産地。
愛知は合わせ&味付けアリの赤味噌で甘口、秋田はちょっと忘れたけど米味噌の味付けアリで辛口、大分は麦味噌100%(麦粒がいくらかそのまま入ってる)で甘口、おととい買った長野は米の赤味噌で辛口(あと「酵母が生きている」らしい)。
だいたい500gのを買ってて(長野だけ750g)使い切るのに4週間程度かかっていて、具材も味付けもだんだん変わってはいて(でも味噌の残りが少なくなってくる頃には味は安定してくる)、何が言いたいって「この味噌が一番美味い」みたいな評価は最初からしようと思っていない。
味噌を選ぶ時も「甘口の次は辛口かな…」くらいは考えるけどそれ以上は考えてなくて(あれ、そういえば辛口はどれも北の方やな…ラーメンと同じく「寒い地域では塩味が強い」のかしら?)、どこかで京都の白味噌を入れたいなあとか大手メーカー(○ルコメ?)はなんか避けちゃうなあとか、味噌の陳列棚の前で考え込むわりに大したことは考えていない。
「どれがおいしいか」はたぶん追求してなくて、見かけとかラベルから味を想像して(いや、やっぱり「これがおいしそう」と思ってはいるのか)何らかの基準で一つを選び出しているはずなのだが、味噌を買うつもりのない時にも棚の前で真剣な眼差しで多種の味噌を見つめているところからして「選ぶ基準をわからなくしている」ことだけは確からしく思われる。
「行き当たりばったりの運命的な出会い」みたいなのは出会いの場面で一度考え込んでしまうと「ばったり」でなくなると思われがちだが、ある所を突き抜けるまで考え込めば「一度(出会う、考えが及ぶなどの)想定はしたが深層意識に潜り込んでしまった要素が(顕在意識および前意識の複雑さのあまり)意表をついて飛び出して来るというかたちでのばったり」の出会いを実現させることも可能なのである。
これは「"計画的無計画"という無計画」と同じで、「意図は意図を超えられる」ということ。
このことはむーさんに習った。

(2) ジョニ赤→グランツ→シーヴァス(いまここ)→???

分かる人には分かる、これはウィスキー。
と玄人ぶっても仕方なくて、この年始から本格的に飲み始めたのだけど、ほぼ毎晩飲んでいながら今日やっと3本目のシーヴァスを開栓したところでペースはかなり遅い(「読書のお供」として飲んでいるのでほんとに「ちび飲み」なのだ)。
きっかけは年末に実家で飲んだマッカラン12年が素晴らしく美味しかったことと、ちょうどその頃『海辺のカフカ』(村上春樹)を読んでいた(作中で「ジョニーウォーカー」が出てくる)ことがリンクしたからであった(「リンクの意味」はどうでもよくて、とにかく「繋がったものはしょうがない」。あまり良くない感じで繋がった場合はハルキ仕込みの「やれやれ」が呟かれることになるが、今回のようないい感じの繋がりがあった時はまだ定着した表現はなくて「ほお」とか「へえ」くらいだろうか)。
これも味は…いや美味しいのだけれど、いつか「利きウィスキー」ができるようになるなんてことは多分なくて、まあなんでもいいかというか、だんだんグレードが上がっていくのかなーといったくらい。
そういえばシーヴァス(実は世間のGW中に消費者応援セールかなんかで3割引で買った)という名前は最近何度か見覚えがあって、内田樹のブログ(たしか学生とフランスに研修旅行に行った時の話で空港の免税店で買ったとか何とか)と村上春樹の『辺境・近境』(アメリカ横断ドライブの話の中だったかな…)だ。こういうのを読んだり新聞広告(あれは18年だが)に何度も載ったりすると無性に飲みたくなるものである。
18年にはいつかたどり着きたい。
次はジョニ黒かな…いやAmazonで「ニッカ フロム ザ バレル」の評判が良いのも気にはなっている。
今後の展開も予断を許さない(気分でころころ変わるし)。
波乗りジョニーウォーカー_d0044938_23441924.jpg

by chee-choff | 2013-05-26 23:54 | 社会人