合うとサイダー 合わねばコーラ かくもこの世は 炭酸水 字余り。 >> かれは、できることなら、信じないでいる状態を脱したいと思う。むなしさがこの宇宙で最後の決め手となることを、かれはなんとなく気にくわぬのだ。かれの人間としての資質は、なにか双手をあげて賛同できるものを求めてやまない。だからといって、理性を没却した解決法に甘んじることも、かれの誠実さが許さない。とすれば当然、かれの次の疑問はこういうことになるだろう──わたしに夢想さえできぬかなた、わたしに思いもよらぬいずこかに、もし解決が存在するならば、わたしが(実際問題として)わたしに不可能な信仰的態度をまずとることなしに、いつかそれが強引にわたしのもとを訪れる見込があるだろうか? C・ウィルソン(福田恆存・中村保男訳)『アウトサイダー』p.126 >>
by chee-choff
| 2013-04-14 22:45
| 読書
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