深爪エリマキトカゲ
cheechoff.exblog.jp
Top
◆ 今日の「コペ転」
今日の,と言って間違いはないが,
頻度の表現をそこに含めるならば「今年の」と言っても大袈裟になる.
というくらい珍しい出来事が(頭の中で)起こった.

「コペ転」とはコペルニクス的転回のこと.
価値観がぐるりと変わる,まるで天動説が地動説で覆されるように.

学部時代に付き合っていた(らしい)応理のI氏について,
彼女とは始まりがよく分からないままグダグダやっていて
今思えばなかなか酷い言動を(もちろん僕が)繰り返した挙げ句,
その意趣返しか素晴らしいフりっぷりを見せつけてくれた彼女のことを
「あんな非道い人間はヨニマレだ」「四天の工学系女子に碌な奴はいない」
とか今まで思っていたのだが(これまた酷いね),
さっきウチダ氏の文章の一節によく分からないまま立ち止まって考え込んでいると,
何の脈絡か,「今の(いやもしかすると“当時の”)自分にとって彼女は理想の人であった」,
との認識に至ってしまった.

このことをコペ転と言いつつも特にびっくりしたわけではない.
「あれ,そうなるよね.そうなっちゃうよね.ふーん…」くらいなのだが,
フられた当時の自分からすれば「んなアホな!」と怒り狂うことは想像に難くない.
けれどそれをして「自分は変わった」と言いたいわけではなく,
むしろ「当時の僕は自分のことを分かっていなかった」が大正解.
院の時に新垣君に言われた通り(言われたその時は相当ショックだったが),何も変わっていやしない.

びっくりしたというか,へえ,と思ったのは別のことで,
「もっと早く出会っていれば良かった」はよく聞くセリフだけれど,
「もっと遅く出会っていれば良かった」こともあるもんなのね,と.
ハハ.


一つ確実に言えるのは,
「活字に目覚めなければこの認識に至ることはなかった」こと.
ああ…引き蘢りがまた酷くなりそうな予感.
週末はなるべくカフェに行こう.

当のI氏については,小野原から京都へ居を移す時,
箕面の小学校(居酒屋「新世界」の近く)前の歩道をとぼとぼ歩いている所を
冷蔵庫を乗せたトラックの助手席からたまたま見かけたのが最後.
その時トラックを運転していたのはぽ氏で,
彼に彼女の話(多分愚痴だろう)を喋りたいのを我慢したことまで覚えている.
懐かしいなあ,今も元気にしてんスかね…


上で触れた「立ち止まった一節」を載せておく.
思考過程はもちろん載せない.
記さなくて残らないのであれば,その程度のものだった,と.
>>
 家が制度的な単なる「入れ物」であるかぎり,
 中にいる人間同士のあいだには距離があり,
 それぞれに自由がある.
明日は明日の風と共に去りぬ 5月17日
>>

+*+*+*+*
[PR]
by chee-choff | 2011-06-05 20:33 | 思考