深爪エリマキトカゲ
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◆ 「デスクトップ」メタファー詳考
花粉症はもうほぼ乗り切れたらしい.
今日は防塵ゴーグルなしで外出できた.
ブックオフでの立ち読みも至極快適.

いつもの入店後経路は
文芸書・新書文庫105円棚の品定め
→漫画の立ち読み(2〜3時間)
→品定めした本を購入
→カフェ(Veloce)へ
というものなのだけど,
今日は『in』(桐野夏生)を105円棚で見つけて本の状態もよくて
「うお,やべー」
と思いはしたものの手に持ちながら立ち読みもしんどいので
一度本棚に戻してから,立ち読みして戻ってきたら無かった.
09年初版だしマグレだよなぁ残念だなー,と言いつつも
あまり本心でもなくて,それは未読キリノ本を何冊か溜めているからで,
そういえば「今の今読みたい本」ってのが全然ないなと思う.
それはもちろん自分の読書スタイルが変わっ(て定着し)たからだけど.
急かされるのは図書館で借りた時くらい.
入社してすぐ同僚に借りた本も未だ読んでないし.
(これについては同時期に5人くらいに貸して未だ1冊も戻ってきてないという事実を対置できる)
なんか,自分含め周りが至極マイペースな気がしてならない.
「周り」には実は勤めてる会社も含まれてしまう.
まあ,社風,ですかね.

+*+*+*+*+*

今日は行きつけのカフェに新しい店員さんが入っていたようで,
間合いを相手に合わせてたらレジでレシートをもらい損ねたので,
ひらめきメモはブックカバーの紙の裏に書いた.
このブックカバーも学部時代からずっと使っているお気に入りで,
(「未来屋書店」という伊丹空港のショッピングセンタにあった本屋のもので
 黒地に深緑で屋号.黒の紙ブックカバーって意外とないんですね)
もうボロボロで折り目が白くなって破けている.
メモ持ち歩けよ,と自分に突っ込みたくなるが…

やっと本題.
「デスクトップのメタファー」というのは…
僕らは日常で何か行動をしている間にも「頭の隅」に居る事柄がいくつかあって
(「念頭において」とか言いますね),それらは何かのきっかけですぐ意識にのぼってくる.
その念頭にある事たちの存在形態をPCに例えたもののこと.

現代ではふつう仕事にPCを使うという前提で話を進める.
仕事内容を含んだファイルはその種類ごとにフォルダに整理される.
けれど,現在進行形の仕事や,開く機会の多いファイルは「デスクトップ」に置いておく.
それは,PCを立ち上げた時にまず目に入るからでもあるし,
開く時にいちいちディレクトリを辿らずに済むから.

で,大体がtemporaryという共通点のみでデスクトップに置かれるファイルたちは
ひとまとまりとして見るには雑然としている.
そのカオスが「念頭」にある思考の断片の存在状態とよく似ている…かどうかは知らないが
似たものとしてイメージしやすいことは確かである.

このメタファーはウチダ氏のブログで始めて知って,
言い得て妙だなと思い何度か使わせてもらっていた.
それが「もう少し先を考えてみよう」になったのは,
カフェで黙考中「念頭」の程度の違いに気付いた故.

考えれば当たり前だけれど,念頭におかれている事柄は
同程度にふわふわ漂っているわけではない.
というか何をもって「同程度」と言えるのかが謎である.
その一方で,デスクトップに並ぶファイルはそのまま考えれば,
アイコンの絵柄さえ違えど同じ大きさである.
ファイル容量が違うかもしれないが,
それをアイコンの見かけから(厳密に)判断することはできない.
(.txt<.mp3<.avi くらいは判断できるが)

そこでデスクトップのメタファーで念頭の程度(例えば,程度が大きいと
関係ない単語を聞いただけで意識化する,程度が小さいと
「出てきそうで出てこない」数刻を経てから意識化される)は
どう表現されるだろうかと考えてみたのだけれど,
アイコンの大きさが事柄によって違うというのはPCの設定上現実的ではない.
(まぁメタファーというくらいだから比喩元の実情に沿わせるものなのだと思う),
 自分の確認用に…比喩で表したい現象=比喩先,比喩に用いる現象=比喩元

で,上で容量でもないと言ったので残るは…
「アイコンの位置」はどうだろう?

アイコンが雑然と散らばったデスクトップの全容が見渡せるのは
ウィンドウを一つも開けていない場合のみであって,
IEでもワードでもエクセルでも何かウィンドウを開けば,
デスクトップの大半はウィンドウに隠れて見えなくなる.
が,ウィンドウを一つだけ開くとして,それを「最大化」しなければ,
デスクトップの端の方は隙間が開くことになる.
そういえば「MyComputer」や「MyDocument」のフォルダを
デスクトップのど真ん中に置いている人は滅多におらず,
たいていは端に,中でも「スタート」のある左側に置いている人が多い.

特に何か行動しているわけでもなく,あるいは一つのことを考えておらずぼけーっとしている状態を
PCでいう「アクティブウィンドウのない状態」と対応させるならば,
ウィンドウをいくつか開いていても残った隙間からデスクトップ上に見えるファイルが
「特に念頭にある事柄」と対応させてすっきりするように思える.

なるほど.(自己完結)
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by chee-choff | 2011-04-24 22:06 | 思考