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深爪エリマキトカゲ
cheechoff.exblog.jp
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◆ 脱草食系入門 〜まずはベーコンから〜
というタイトルの本があったら僕は迷わず手に取ると思う.

多分買わないけど.

…タイトルホイホイですね(笑)


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「上下の風通しの良い中小企業」というのはすごいですね.

「鶴の一声」はいいんだけど,声が全部トップダウンで筒抜けというのも,

単なるワンマン経営企業では見られない珍しい光景かと思う.

「吹きっ晒し」とはこのことか.

(誤変換で「不喫茶裸子」ってすごいねこれ.どんな頭してんだ「ことえり君」は)

勝手に一人でわくわくしておこう.

どきどき.


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文藝春秋という雑誌に載った「日本堕落論」という論考(?)について,

何の因果か読むことになり何の因果か感想文まで書いてしまったので,

何の因果か(しつこいな)それをここに載せてみる.

内容にほとんど触れていないのは…仕様ですね(笑)


2011/01/08 23:08
一言「極端だな」とはただの感想であって…
歴史・政治に疎い自分には理解が進まなかったことは
最初に白状するが、それとはほとんど関係なく、
一読して「これは誰に向けて書かれた文章か」
と思わず考え込んでしまった。

少なくとも、石原氏が「堕落」と宣う主役たる、
若者に向けて書かれたものではないだろう。
堕落の原因がアメリカへの依存にあることの真偽は
分かりかねるが、物欲や金銭欲の蔓延をはじめとした
堕落の内容についての氏の現状認識は妥当であると思う。
が、その堕落の解消を願っている(はずの)氏の言葉は、
当の主役に(「国に誇りを持つ」ような形で)意識の
改善(?)を促す文体に載せられてはいないと感じた。
たとえば、
「屈辱を屈辱として捉えられぬ者は自我を欠いた奴隷でしかない(p145下段)」
と宣言されて、「自我を欠いた奴隷」が果たして「屈辱」を感じるだろうか。
そして仮に屈辱を感じたとして、
それが克己心につながるのだろうか。
本論が「同世代の溜飲を下げる老人の愚痴」として
書かれたものならば特に違和感はないが、
なにかしら若者の自発心に火を灯すような効果を
期待して書かれたものだとすれば、
いち若者の実感からすると「うーん…」である。

閉鎖的であれ平和な時代、欲望が理念に先行して
肯定される時代に生まれた者には、戦前や戦後世代には
想像し難い「偏ったリテラシー」が備わっている。
自分を含む彼らがまずその自覚を促すための
近代史・現代史のいち資料にはなるかもしれないが、
まずはその認識を促すための考え方の構築が必要だろう。
「日本の若者はどんどんバカになっている」
ことは本当なのかもしれないが、もしそうであれば
「バカでも普通に生活できる」平和な日本で
「バカになるべくしてバカになった」当人に
「バカでいてはいけない」と説得力を以て
伝えるために必要な理路を整備・構築することが、
日本の「バカではない」人々に課せられた使命かと思う。

その具体的なところはとても想像できないけれど。
by chee-choff | 2011-01-09 15:52 | 社会人