深爪エリマキトカゲ
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◆ 無限の具象化
無限の解釈が可能な文章.

それはただ抽象的というだけでなく,

読解することを通じて自分の生き様が見えてくるような文章.


そんな文章を(=これはそういう文章なのではないかという認識のもとで)読むと,背筋がゾクゾクする.

それは(そういう認識を持たせる過程というのは)自分の経験が読むことを通じて蘇るという経験に加えて,

別の経験を持つ主体が別の解釈をもたらすという具体的な想像がそうさせる.


さらに想像を加えて,ではそのような無限な解釈を可能にする文章の書き手には,

いかなる想像力が備わっているのか?

一人の読み手が想像したいくつかの具体像,その一人のあらゆる集積が書き手の想像対象である.


抽象的な無限とは単なる一つの概念であって,

その無限たる何かを損なわずしてかつ具象化させる知,

それこそが畏怖の対象となる知である.
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by chee-choff | 2009-12-21 15:42 | 思考